ペースダウン

何とはなしに忙しい日々が続いていて、さすがに平日に読書するほどの余裕はありませんでした。ということでこの週末にじっくりと。
歌野晶午『ROMMY』…装丁から怪しい内容を想像していたんですが、それほどでもなく。ラストは意外と綺麗な形でしめました。視点の転換が多いので、一気に読んだほうが面白かったかも。
水沢渓『冤罪の構図』…お酒(酒税)に関するノンフィクション(?)。今、安く良いお酒が飲めるのは、色々な規制緩和を経た結果なんですね、ということだけわかりました。どこまでが事実なのかさっぱり…。
阿川弘之『新編 南蛮阿房列車』…久しぶりにこの手の本を読みましたが、やっぱり面白いですね。外国の鉄道って実態をあまり知らないだけに、これぐらい押しつけがましく書いてもらったほうが面白さが伝わるのかも。国内のことだとちょっとつらいですね。
逢坂剛『さまよえる脳髄』…ホラーなのかと思って放置しておいたんですが、特にそんなこともなく。こういうのをサスペンスっていうんですか?暇つぶしにはいいかもしれません。
伊集院静『乳房』…ややあっさりめ?
芳賀繁『失敗のメカニズム』…後輩の部屋にあったので借りてきた一冊。面白い、っていうのもありきたりすぎて嫌なんですけど、面白いです。文章にも学者っぽい若干の嫌味っぽさがあっていいですね。いや、そんなことより内容が重要。