読書

歴史物を読みたいです

最近は仕事も忙しいですが、通勤のわずかな時間にはかならず本を開くようにしています。 清水義範『大剣豪』…この本のせいで、ついに「功名が辻」に手を出してしまいました。 乃南アサ『死んでも忘れない』…転落の軌跡。怖い本です。 笠井潔『哲学者の密室』…

暇が多すぎます

倉知淳『星降り山荘の殺人』…(いい意味で)ふざけた内容なのかと思いきや、トリック自体はしっかりとしたものでした。変な癖もなく読みやすかったです。 折原一『鬼面村の殺人』…こちらはかなり癖のある感じ。舞台が魅力的ですし、トリックもかなり異質。い…

ミステリィ三昧

横溝正史『獄門島』…ちょっともって回った感じはあるものの、トリックは斬新で、古典と言われなければわからないです。たまにはこういう時代がかったものも面白いですね。 乃南アサ『窓』…『鍵』の続編。赤川次郎チックなシリーズですね。 今邑彩『大蛇伝説…

復活

藤沢周平『蝉しぐれ』…時代小説は久しぶりでした。特に前提となる知識もいらないのでさくさくっと。長編にチャレンジする気力は今はありません。 東山彰良『ラム&コーク』…タイトルにもひかれて購入したのですが、あらすじが複雑で、最後までよくわかりませ…

ペースダウン

清水義範『お金物語』…遺産相続とか色々とテクニックがあるのでしょうが、あまりそういうことを考えても仕方のない身なので気楽です。そういえば先日先輩が生前贈与を受けるとか言ってましたけど、何か面倒臭そうでした(笑)。 DSを通勤電車でやるのは嫌…

乱読

貫井徳郎『転生』…ファンタジーっぽい始まり方が何時の間にやらミステリィになっているというところがベテランの味という感じがするなぁ、と思ったら、意外にも若い人でした(笑)。 清水泰博『京都の空間意匠』…何気なくあちこちの寺社を訪れていますが、こ…

乱読

旅行中は読書が進みます。 恩田陸『象と耳鳴り』 井上夢人『メドゥサ、鏡をごらん』 宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』 東野圭吾『手紙』 雫井脩介『白銀を踏み荒らせ』 井上夢人の作品は気持ち悪いです。見事な流れでした。 宮部さんの作品は久しぶりに読…

表紙がこわい

法月綸太郎『生首に聞いてみろ』…登場人物が複雑にからみあってます。昔のエピソードなどの伏線も多く、さすがに読みごたえがありました。

乱読

意外に時間があるんでしょうか。気付くと読んだ本が積み上がってます。 光原百合『十八の夏』 村山祥栄『京都・同和「裏」行政』 喜多嶋隆『ジュリエットが危ない』 岩月謙司『女は男のどこを見ているか』 喜多嶋さんは日経ビジネスのエッセイが好きなので買…

家族

清水義範『家族の時代』…この人らしさをおさえたほんわかとした小説でした。ちょっとしんみりきます。解説が木村晋介というのも何となく面白いです。

創元推理文庫

矢口敦子『家族の行方』…実際に起きる事件は事件として、それを解決しようとする人たちのほうにより大きなドラマが潜んでいる、というあまり読んだことのないパターン。ちょっと新鮮でした。つまらないのかと思っていたのですが、旅行中の移動時間を生かして…

狂気

安部公房『飢餓同盟』…わけのわからないままにストーリーが進んでいった感じです。とはいえ、実際の社会というのもこれを少し大人しくしたような世界なのかもしれません。

軽重

香納諒一『幻の女』…内容的にも物理的にも重い1冊でした。謎が謎を呼ぶという感じで最後まで楽しめました。今後もチェックしていきたい作者です。 乃南アサ『鍵』…何となく結末が読めてしまったのですが、もしかしたら前に読んだことがあったのかもしれませ…

時間感覚

歌野晶午『ジェシカが駆け抜けた七年間について』…最後にちょっとしたどんでん返しがあって、なるほどこれがやりたかったのかと気付きました。長編ではありませんが、読みごたえのある一冊でした。

怪作

岡嶋二人『殺人!ザ・東京ドーム』…毒物の設定の時点でかなりフィクションっぽさがにじみでていますが、それはそれとして楽しめる作品でした。犯人がつかまるまではちょっとスムーズに進みすぎの気もしますけど…。

リバイバル?

森村誠一『人間の証明21st Century』…これだけを読めば単に面白い現代小説なんですが、原作とはだいぶニュアンスが異なっているような気がします。ちょっと話が大きすぎ。

池田潔『自由と規律』

英国のパブリック・スクールのことを書いた古典。どこかでタイトルを見かけて買ってしまった1冊です。 教育のありかたというのは家庭環境に左右されるものだということが実感できます。古い本ではありますが、古さを感じさせないのは、テーマの歴史の長さに…

エリート

今野敏『隠蔽捜査』…最初は偏屈に思えた主人公にだんだん感情移入するようになりました。ま、官僚の世界でも実際にはここまでひどくはないんでしょうけどねぇ。

裏社会

貫井徳郎『失踪症候群』…せっかく色々なエピソードが隠れていそうなのに、それを全部すっ飛ばした感じなのがちょっと勿体ない感じ。別に外れというわけではありません。意外と人が死にません…。

京都本

入江敦彦『イケズの構造』…この人にしては読みにくい本でした。焦点を「イケズ」に絞っているからかもしれませんが。 でも、久しぶりに京都に行きたくなってきました…。

大量に

会社への行き帰りの時間を利用して、この数ヶ月間何だかんだで結構読みました。 金田一春彦『日本語を反省してみませんか』 歌野晶午『そして名探偵は生まれた』 雫井脩介『虚貌』 三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』 乃南アサ『殺意・鬼哭』 矢口敦子『償…

環境保護にも色々

養老孟司『いちばん大事なこと』…もうこの人の言うことなら何でも信じるようになってしまっています。色々なスタンスがあることを紹介することが第一歩ですよね。

難解?

田山花袋『田舎教師』…自然主義文学、などという言葉を知っていても何の意味もありません。ただ、そういう文学史を学んでいる時にちゃんと読んでおけばよりわかりやすかったのかなぁ、とは思います。何となくわかったようなわからないような…。

乱歩賞

三浦明博『滅びのモノクローム』…何となく読み終えたという感じ。色々と仕込まれているんですが、あまりワクワク感がないのはなぜなんでしょう。

まとめ

この週末に読み終わった3冊。 重松清『疾走』…全編通じてどよーんとした雰囲気に包まれた作品ながら、ついついページをめくってしまうのは、キャラクターの魅力なのでしょうか。人間の弱さというのをある意味極端に描いた作品でした。何だかんだで重いです…

有吉佐和子『紀ノ川』…もう少し続きが読みたいと思う1冊でした。時代とともに「家」の果たす役割も変わっていくということを女性を通じて描いた作品。昔から気になっていたのですが、ようやく読むことができました。

シリーズ物

綾辻行人『鳴風荘事件』…登場人物には何となく見覚えが…。1冊目を読んだのはいつだったでしょうか。最近このぐらいじゃ本格物とは思わなくなってきました。伏線がいまいち。

トリッキー

森村誠一『駅』…新宿駅という駅への思い入れが伝わってくる作品ではありますが、それが事件の本筋とはあまり関係がないというのはちょっと残念です。あと、解決までの道筋がちょっと偶然に頼りすぎという面はあるのですが…。まあ、短いわりには濃い作品であ…

天才?

養老孟司『ガクモンの壁』…若手科学者との対談集。分野がかなり多岐にわたる中、対談をリードしている筆者のすごさにまず感服しました。自分なぞ、この本の半分ぐらいしか内容を理解できませんでした。うーむ…。

気になる辞典

赤瀬川原平『新解さんの謎』…新明解国語辞典の面白さを紹介する1冊。自分は使ったことはないですけど、そのすごさは聞いています。徐々に進化を遂げているというのが興味深いですね。 後半の「紙」をめぐるエッセイもなかなか良かったです。これだけくだら…